今回新たなコンテンツを探しに、8月15日に似島へ資源量調査を行ってきました。
似島は、広島市南区似島町に属する人口約1000人の島です。
歴史としては、第二次世界大戦終了直後まで陸軍の似島検疫所が置かれており、
現在でも当時の軍事施設の遺構が残っています。
日露戦争、第一次世界大戦当時は検疫所内に捕虜収容所も併設されており、
第一次大戦時に収容されていたドイツ人捕虜カール・ユーハイムが、
収容中に日本初のバウムクーヘンを焼いたというエピソードがあり、
日本におけるバウムクーヘン発祥の地とも言われています。
似島には、“安芸小富士”(標高278m)という山があります。
形が富士山に似ていることから名付けられたそうです。
ということで・・・・島について早速
“安芸小富士トレッキング”を行いました。
はじめは快調な進みだしで足取りも軽く順調でしたが・・・・
当日は真夏の日差しが容赦なく我々に照り付け、
気温も32℃
時折休憩を取りながら、なんとか頂上へ到着!!
頂上からは瀬戸内海の風景と広島の町を一望することができました。登った苦労を忘れさせる景色でした。
しかし、真夏の登山は辛い!真夏の登山の厳しさを改めて感じました。
下山し昼食をとることになりましたが、島に唯一あった食堂が潰れており、
またお盆ということもありお弁当もありませんでした。
結局商店で、パンとインスタント焼きそばを購入し昼食を取りました。
トレッキングでお腹もペコペコだったこともあり、
とても美味しく食べることができました。
午後からは、遺跡を巡る調査を行いました。
戦争跡地や災害被災地の遺跡を巡ることを
“ダークツーリズム”といいます。
瀬戸エコ協のエコツーリズムでは、
その島の自然・歴史・文化を感じ・体感してもらうことをコンテンツとしております。
似島を知るためには、この歴史を知ることが重要です。
島の所々に遺跡があり、
確認できるところを順次見てまわりました。
また、広島市似島臨海少年自然の家では、
平和学習活動を行っているとのことで、
お話を伺いました。
その際この遺跡(歴史)について、
9/25~9/27に予定しているエコツアーで
語って頂く方もご紹介頂けることとなりました。
夕方、帰りのフェリーの時間まで少し余裕があったため、海辺の観察を行い、
漂着ゴミや潮間帯生物を確認しました。
似島ではエコツアーを行えるコンテンツを色々と見つけることが出来ました。
今後このコンテンツをどうエコツーリズムに生かすか検討していきます。
藤元彰士