ご無沙汰しております。事務局の藤元です。
7月16日に
今年度最初の宮島エコツアーを実施致しました。
今回は、広島県が主催する
「宮島海岸GOMIゼロ大作戦」のイベントと同時開催致しました。
連日の悪天気が嘘のように晴れ‼
当日は最高の天気となりました。
今回の宮島エコツアーは、マリーナホップからの乗船。広島湾を周遊しながら宮島へ。
宮島に着くと“七浦巡り”のスタートです。
ここで“七浦巡り”を知らない方に簡単な説明をします。
厳島の海岸は小さな岬と入江の組み合わさった形をしています。
白い砂浜は河川からの供給や花崗岩の風化物などでできており、
入江にできた砂浜や、礫浜などが“浦”と呼ばれています。
宮島では、弥山山塊を含む全島を神域とし、
自然が保全されてきたこともあり、
門前町の集落を除けば浦の地形が自然のまま維持されています。
代表的な7つの浦にはエビス社がまつられており、
船を使い浦地形を楽しみながら
七浦エビスを参拝する七浦めぐりが行われてきました。
第一拝所は「杉ノ浦神社」です。
今回は杉ノ浦では上陸せず船からのお参りしました。
参加者は思い思いに“二礼・二拍手・一礼”を行っていました。
その後、「鷹ノ巣浦神社」「腰細浦神社」と巡り、
腰細浦へ上陸しました。
腰細浦では“漂着ゴミの観察・清掃”と
潮間帯生物(潮の満ち引きでみられる生物)の
観察・マッピングをしてもらいました。
はじめにどんな漂着ゴミがあるのか観察しながら回収してもらい、そのゴミがどうしてここにあるのかを考えてもらいました。
参加者全員、ゴミ袋が一杯になるまでゴミを回収していました。
その後、潮間帯生物の観察を行いました。
生息環境を説明しながら、
オオヘビガイ、ヒザラガイ
マガキ、スガイ
イシダタミガイ、カメノテ 等の
様々な生き物を手に触れ観察してもらいました。
また実際に貝等の生物取ってもらい、
それを集めて海鮮お味噌汁として昼食の際に食べていただきました。
昼食後は、再び乗船し、青海苔浦へ。
こでは、「青海苔浦神社」の参拝と潮が引いた時にしか見えない“ハクセンシオマネキ”の観察と青海苔川のトレッキングと浜辺でスケッチをしてもらいました。
“ハクセンシオマネキ”は人の話す声や足音で直ぐに巣穴に隠れてしまいます。観察するときは全員息を潜めハクセンシオマネキが出てくるまでじっと我慢し観察しました。
青海苔川のトレッキングでは、美味しい水を求め森の奥へ歩みを進めました。
宝物を探すような雰囲気の中、上流で飲んだ水はとても美味しく感じられたことだと思います。
その後浜辺での自由時間では
スケッチをする人、浜辺を歩く人、ゴミを拾う人、
各々が好きな時間を過ごしていました。
さて、青海苔浦満喫し再び乗船し七浦巡りの再開。
「山白浜神社」、「須屋浦神社」、「御床浦神社」と参拝し、最後は厳島神社の鳥居の前で記念撮影を行いました。
今回も参加者の満足した笑顔を見ることができ、
事務局としても満足しております。
今年も防予諸島、安芸灘諸島など
瀬戸内海の様々な場所でエコツアーを開催します。
自然や歴史・文化を体感してみたい、
学んでみたいと思っていただけた方は、
是非とも次のエコツアーにご参加いただけると幸いです。
記:藤元彰士