忽那〔クツナ〕水軍の足跡をたどる

 

更新が遅くなりましたが、

113日、4日に文化の日、

特別企画として

12日の防予諸島、

忽那(くつな)水軍の足跡をたどる

エコツアーを実施しました。

 

 

今回のメインとなるのは、以下の4つのアクティビティです。

 

①スナメリ、渦潮観察
②防予諸島の探索
③黒岩城トレッキング

④絵馬の拝見

 

 


1日目は、スナメリの観察から始まりました。
波も穏やか、条件は最高と、副船長さんのお墨付き。

 

さてさて、スナメリは見つけられるでしょうか?

 

窓にくっついて水面を観察していると、あっという間に(なさけ)瀬戸(せと)へ。

 ここでは渦潮を体感しました。


島と島の間は潮流が速く、

本流の流れに海水が巻き込まれてできる渦潮。

 

鳴門海峡の渦潮には劣りますが間近で見た渦潮は、

迫力がありました。


情の瀬戸から野忽那(のぐつな)(じま)へ到着すると、お弁当をもって、しばしの自由時間。
天気も良くて、風も柔らかい日だったので、日向ぼっこをしながら海を眺め、のんびりとした昼休憩を取りました。


腹ごしらえも終わったところで、皿山展望台まで登りました。

これがなかなかいい運動に。

上りきると、壮大な景色に気分も
すがすがしくなりました。

 

 

昼食後は宇佐八幡宮へお参りし、迫力のある絵馬を見学しました。

 

その後、宿がある中島へ向かいました。

お世話になる宿は、よろいや旅館。

扉をくぐると立派な鎧兜が飾られていました。

 

夜中に動き出さんばかりの雰囲気の佇まい…

 

夕食時は、地元ガイドをお招きし、忽那水軍の伝承を傾聴しました。


 

 

簡単に説明しますと、

 

『忽那水軍は、藤原道長の子孫である(ちか)(かた)が配流されたことが起源です。

さらに親賢の子孫は御家人となり、城郭要塞を現在の防予諸島に設けました。

 

南北朝期、忽那氏も二手に分かれ争うことになります。

北朝を退けた後は、長く南朝の宮方として活躍し、黄金時代を築きました。

 

南北統一後は、豊臣秀吉による四国征伐の際に攻略され、没落したといわれています。

 

途中から参加者も熱が入ったようで話がどんどん膨らみ、盛り上がりました。

 

1日目はこれにて終了。

2日目のスタートは,

忽那島八幡宮へお参りするところから始まりました。

大きな鳥居をくぐると、大きな御神木が。
1800
年代から鎮座している御神木で、
忽那水軍とともに歴史を感じました


そして、忽那水軍が采配をとった黒岩城までトレッキング。

急な斜面を登ること約10分、頂上に到着しました。

 

頂上の周りは木々に囲まれていましたが、見晴らしはよく、

忽那水軍にとって絶好の場所だったのも分かる気がしました。

トレッキングの後は中島での自由時間です。

 

レンタサイクルを使いサイクリングを楽しみながら島を楽しむグループ、

 

奉納された絵馬を拝見するグループに分かれ

自由時間を楽しんでおりました。

最後は出港前の船の前で記念撮影

あっという間の2日間。

 

スナメリは発見できなかったけれど、
参加者と語り部さんとの熱い会話があり、

忽那諸島(防予諸島)の自然、歴史文化、街並みを満喫できました。

 

また別の季節に行けば、それぞれの島で、様々なイベントも開催していますので、
そちらも魅力が満載です。

 

最後に、

来年127日にエコツーリズムフォーラムを開催いたします。

 

詳細は後日ホームページにアップいたします。

                           事務局